【6-2】Boil Water
散らかり放題に違いない。そう思い込んでいた部屋は、しかし…
三十路バツイチ郵便局員ナルト×17歳サスケ。
現在連載中。
散らかり放題に違いない。そう思い込んでいた部屋は、しかし…
豆や使用する器具の準備ができたら、フラスコに湯を。メインバーナーで一旦完全に湯を沸騰させてから、中の状態を落ち着かせる。フラスコの底から静かに、途切れず気泡が湧き出してくる状態が、安定した抽出の基本となる。
(くそ、なにかといえばやたら…
豆の熟成。コーヒーの生豆は時間とともに味が変化していく。収穫したての生豆は、水分をたくさん含んだ緑色。品種によっては飲むためのベストタイミングが変わることも。
熱の籠った溜息の合間、その声が上がるたびに…
コーヒーを淹れる方法は様々。器具や味わいの好みで気に入った物を選べば良い。ただしどんな方法を選んだとしても、手順だけはけっして間違えないように。
くそ、面倒くせぇなあ。最後にくどくど付け足した男性教諭の声を思い出せば…
豆を挽く。熱で香りをとばしてしまわないよう、丁寧に、慎重に。
ふうぅ、とナルトが溜息をついた。
既に本日五回目だ。いつものテーブル席で…
焙煎による味わいの変化。
こないねえ。 のんびりと、カカシが…
ベースの豆の味わいに加えたい要素をもつ豆を組み合わせる。産地によって豆の個性は違う。同じ要素をもつ豆でも、ブレンドする豆によっては合わないこともあるので注意。